訪問介護の収入事情

現在、介護の仕事をしている方の中には「利用者さんとの距離が近い訪問介護の仕事に携わってみたい」と考えている方もいると思います。施設などで勤務している場合は、一度に何人もの利用者さんを見ることになるので、「一人一人をしっかりとケアしていきたい」と感じている方もいるでしょう。

訪問介護への転職を意識した場合、気になるのは収入面かもしれません。では、訪問介護の仕事をした場合には、どのくらいの収入になるのかを考えてみましょう。

訪問介護の場合は、施設勤務の様に朝出勤して夕方まで勤務、というスタイルではありません。訪問介護の場合は、利用者さんの自宅に伺い、1時間~3時間程で1つの業務が終了します。
収入に関しては、訪問介護の場合、介護業界の中では高めの設定になっています。地域や業務により変わりますが、だいたい時給は1,000円~1,600円程です。
「訪問介護に転職すれば、収入アップが出来るのでは?」と思われるかもしれませんが、1件当たりの仕事は1時間~3時間で終わってしまいますので、1日に何件か仕事をこなさなければ、まとまった収入は望めません。

所属する事業所によっては常に依頼があるところもありますから、次々と利用者さんのお宅を訪問してたくさん稼ぐことが可能です。しかし、中には利用者さんがまだあまり固定化されていないところもありますから、こういった事務所に所属した場合は収入を安定させるまでに時間がかかる可能性があります。

また、訪問介護の場合は移動時間が時給に含まれないことも知っておく必要があります。そのため、利用者さんの自宅が遠い場合は、担当することが難しくなります。
訪問介護の仕事は、時給設定が高く魅力的な仕事ではあるものの、件数をこなさなければ収入を増やすことは難しいかもしれません。
しかし、逆に考えれば、結婚や育児などで介護の仕事を辞め、昼間の空いている時間を活用したいと思っている主婦にとってはベストな仕事とも言えます。これからニーズが増える訪問介護のスキルを磨いておくことは、主婦として賢い選択かもしれません。
介護に関する参考サイト:『介護業界のやりがい探索

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